今年こそ技術士2次試験を受験するの巻

6年前に技術士1次試験試験に合格して以降、毎年1月になると「今年は2次試験を受験するぞ!」と、勇ましく雄叫びを上げていた。そんな雄叫びを上げている時は、かなり真剣だったのだけれども…

ところが3月になって申込書を書く段になって業務棚卸しなどしていると、「こんな経歴では試験には受からないよな」と弱気になり、結局「来年に本気出す」となってズルズルと受験を延ばしてきた。

実は昨年暮れの現場でご一緒した技術士さんに、この点を相談してみた。この技術士さんは以前も一緒に仕事をした関係だったので、かなりフランクに回答してくれた。

それによれば、誰かの指示通り、マニュアルの記載通りに仕事をやっているだけの話を書いても合格は難しいと思うとの事。合格に近付きたいのなら、たとえば変状の原因が何であるかを考えながらその原因となる事情が起こり得るいろいろな可能性を考えて調査計画を立てた事とか、マニュアルはあるけれどマニュアル通りに事が運ばないような状況で工夫した事など書くと良いとの事だった。

そう言われると、自分の場合は性格が素直ではないので、誰かの指示に徒っただけ、と言う現場はなかったなと思う。調査現場で変状を一つ見たらいろんな原因を想定していた。ひび割れが十文字に入いっていたら不同沈下?液状化?(ポーリング必要?)、越波?天端不足?(有義波高をどう計算してた?)地震動?とか色々と考えていた。実際にエプロンが陥没している矢板式係船岸調査現場では潜水士の肉厚調査位置を変えてもらう調査計画書を作って実施してもらったり、空洞化調査を追加して調査計画を立て直して実施もらったりと、実際に動いた事もあったしね。

そう考えると、掘ればいろいろと出て来る感じだ。早めに業務棚卸しを丁寧にやってネタを検討したいと思う。

と言う事で、いよいよ今年は技術士2次試験の受験手続を本気で進めようと思う。昨年と違うのは、自分が実際にやっていた業務の中に業務経歴書に書けるようなネタがたくさんある事に気付いた事だ。これは大きな前進だ。

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