マスタリングまでの手順改訂版

先般定めたマスタリングまでの手順を一部改訂したので、その改訂版を掲載します。

太字記載のものが追加・記載順序変更となったものです。

基本的に以下の手順で進めます。

今後とも各種作業の「手順化」をすすめます。これにより作業用の「モノサシ」を明確にして成果品の評価を行います。

最終的にはそれら客観的な評価をもとに成果品の品質を改善していきます。

①個別の音源を各トラックに入れる。個別音源の各音量をフェーダーで設定し、遠近の位置を指定する(必要に応じてリバーブをインサートする)。個別音源のパンポットをフェーダーで設定し、左右の位置を指定する。

②「歌工」(ボーカルやボーカルエフェクト等)「本体工」(ベースやドラム等)「上部工」(ピアノやギター等)のトラックを作る(〇〇工というネーミングは職業柄ですw)

個別音源の各トラックの音を各工区に行くようにルーティングする。この際マスターに音を渡すのは②で設定したトラックだけとして、個別トラックの音をマスターに入れない。

工区別の各トラックの音量(「や水平位置」=削除)をフェーダーで設定し、工区全体としてバランスを調整する。

⑤それぞれの工区を同時に鳴らしてマスター全体における各工区のバランスを取る。

⑥マスターでクリッピングしないように③~⑤の音は小さく設定しておく。

各トラックにNeutron 4を入れてAIによる自動設定をする。(ボーカルパートはNectarを使う)

各トラックにsmart:Compを入れてAIを使って各トラックのコンプを自動設定する。

各トラック(主要なトラック)にsmart:EQを入れてグルーピングを設定し、AIを使って各トラックのEQをグループ一括で自動設定する。(この時音の優先順位を決める)

⑩必要に応じてFX用のトラックを作り必要なプラグイン(歌もののセンドリバーブなど)を入れる(FX用トラックもマスターに直接音を入れずに各工区に音を入れるようにルーティングする)

⑪マスターでクリッピングしないよう各工区のバランスを取りながら音は小さく設定し直す。

⑫マスターにOzone 10を入れてAIを使って最終マスターを自動設定。

⑬マスターの最終段にyoulean Loudness Meterを入れて、True Peak maxが-1.0DBを越えないように、Momentary Maxが5~8DBに収まるようにOzone 10のMaxmizerにあるThresholdを調整する。

⑭できた!

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