[維持管理士]海洋・港湾構造物維持管理士の資格更新を行う

早いもので、海洋・港湾構造物維持管理士資格を取得して5年経った。そこで、この資格更新手続を行い、本日完了した。

海洋・港湾構造物維持管理士資格更新には以下の250単位が必要となる。

①関連する業務に従事する事によりその期間に応じて与えられる200単位

②CPDを行うことによって得られる50単位

自分の場合、この5年間で従事した業務は港湾の施設、海岸保全施設、水産基盤施設、これらの調査だけを年間を通して行っていたので、業務単位は軽くクリアした。またCPDは土木営会CPDにて113単位認定されていたので、こちらもクリアしていた。

以上により、追加講習等の必要がなかったため、すんなりと申請に至った。申請書と写頁データはメール送付した。社長印を押してもらった業務経暦書と、土木学会に発行してもらったCPD単位認定書は郵送した。そして資格更新手数料を銀行振り込みして、本日資格更新手続を終了した。

さて、この手続を行う際中に「この5年間で自分は技術的に成長したのだろうか?」と自問してみた。

5年前の自分と今の自分を比べてみると次のような変化を認識できた。

5年前には「ガイドライン」や「マニュアル」に書いている事だけを中心にして調査にあたっていた。変状連鎖の一覧を頭にたたき込んで変状過程を検討していた。今は複合的な要素がないかどうかを考え多面的視点で変状を検討するようになった。

たとえば防波堤港外側の被履工が散乱し、港内側にも洗掘が見られる場合、5年前だと各々の変状を克明に記録し評価する事に重点を置いていた。今はこのようなケースだと現状を把握する事はもちろんだが、越波の可能性も考えて防波堤の天端高検討を行ったり、有義波高調査のデータがないかを深したり、関係者からのヒアリングを行ったりしている。

矢板式の岸壁で法線がはらんでいる場合、5年前だとはらみ具合を正確に計測する努力をしていた。今もレーザー計測機を使って正確なはらみ具合の計測を行っているが、さらに控え工上部に法線と平行したひび割れ等がないかも確認するようになっている。

まあ若干は成長はしているのかなとは思う。

引き続き精進していきたい。

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