[維持管理士]小黒板付電子カメラPadの活用

現在実務で行っている作業効率化の取組みを紹介します。

小黒板付電子カメラPADの活用

システム概要

①写真撮影方法 

現場で行う写真撮影を小黒板付カメラPad である蔵衛門Padにて行う。

②写真帳作成方法 

写真撮影後写頁帳作成システムで調査写真帳を一括作成する。

現場適用条件

発注者に使用可否を確認すること 

確認の際、当該使用機材はNETlS対応済であることを告知する。最終出力・納品形態がPDF及び写真本体データとなることを発注者に追知すること。

適用の効果

①現場サイド 

A人員削減が可能である

手書黒板が不要になる(「黒板持ち」の人間不要)

B写真撮影時の文字書時間節約

黒板を消したり書いたりの時間を短縮化できる。強風時に黒板が飛ばされない。

②管理・書類作成サイド 

写真帳作成時間の大幅短縮

通常の写真帳作成までの過程を100とすると当システム使用で60%削減(弊社実績)

(写真取込→写真分類→写真貼付→コメント記載の過程が完全自動化で行われるため)

現場での創意工夫でさらに品質向上

①変状座標を黒板に書込む 

変状位置をXYZ方向の順序対で黒板に書き加えることで、変状座標がわかる。

②変状図を黒板に書込む 

黒板に変状図を書き加えることができるため、変状の概略を視覚的に表示できる。

→後過程の変状図作成の際、前述の変状座標を併用して参照することで作図が効率的にできる。

今後の課題

①黒板入力時のヒューマンエラー対策 

黒板入力時、スパン番号の記載ミス等が起こりがちである。

→対策:現状では写真撮影の際、十分スパン番号、黒板記載内容に注意して行う。(改ざん防止のため、黒板内容を後日訂正できないため)

②雨天時作業対策 

タッチパネルのついた電子パッドを使用しているため、雨天時、雨粒が画面に付着して記述が乱れることがある。

→対策:雨粒が直接電子パッドに降りかからないように保護具を使い使用する。ただし、大雨の際には現状では使えないため、さらなる検討が必要である

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